DME自動車燃料について
DMEとは
DME(ジメチルエーテル)は、新しい近未来の環境に優しいクリーンエネルギーとして実用化が期待されている新エネルギーです。
DMEの特徴
| -25℃または約6気圧で液化 | ⇒ | LPGと同様に貯蔵・運搬が可能 |
| 軽油よりセタン価が高い | ⇒ | ディーゼルエンジンへの適用が可能 |
| 健康に対する悪影響が無く安全 | ⇒ | 普及に際しての問題が無い |
| 大気中にて約10時間で分解 | ⇒ | オゾン層破壊の問題無し(フロン代替) |
| 硫黄分(S分)を含まない | ⇒ | 燃焼してもSOxの発生が無い |
| 炭素の直接結合がない | ⇒ | 燃焼してもPM粒子と”すす”の発生がない |
| ガソリンに比べて低温改質が可能 | ⇒ | 燃料電池の燃料として優位性あり |
炭素と炭素を酸素がつないだエーテル結合が特徴です。どのような燃焼の仕方をしても、黒煙・PMを発生しません。
また、燃焼しやすく、ディーゼルエンジンの軽油のクリーンな代替燃料として使用することができます。
DME(ジメチルエーテル:Di Methyl Ether)は、地球上の自然に存在する物質ではなく、エタノールの脱水縮合や合成ガスから直接合成などで得ることができる人工的な合成品です。
無毒で、空気中に容易に分解することから、整髪剤などの化粧品などのスプレー剤として利用されています。 また、原料の多様性(天然ガス・石炭ガス・コークスガス・バイオマスなど)と優れた物質から21世紀のエネルギー媒体として、燃料電池や水素キャリアーとして、さらには合成化学工業の原料として注目されています。
燃料の燃焼イメージ
出典:「DMEハンドブック」日本DMEフォーラム編より
各種燃料の特性比較
| 項目 | DME | プロパン | ブタン | メタン | メタノール | 軽油 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 化学式 | CH3OCH3 | C3H8 | C4H10 | CH4 | CH3OH | - | |
| 高位発熱 | Kcal/kg | 7.570 | 12.030 | 11.830 | 13.080 | 5.420 | 10.950 |
| Kcal/L | 5.060 | 5.940 | 6.850 | 5.560 | 4.300 | 9.200 | |
| Kcal/Nm3 | 15.620 | 23.760 | 30.630 | 9.340 | - | - | |
| 沸点 | -25.1 | -42.0 | -0.5 | -161.5 | 64.6 | 180~370 | |
| セタン価 | 50~60 | 5 | 10 | 0 | 5 | 40~55 | |
| 液密度(g/cm3,20℃) | 0.668 | 0.49 | 0.57 | - | 0.796 | 0.84 | |
| ガス比率(対空気比) | 1.59 | 1.52 | 2.00 | 0.55 | - | - | |
| 発火温度(℃) | 350 | 457 | 430 | 540 | 464 | 316 | |
| 爆発限界(%) | 3.4~18.0 | 2.1~9.5 | 1.9~8.5 | 5.0~15.0 | 5.5~36.0 | 0.6~6.5 | |